ジャニーズオタクの文化のひとつに「ご祝儀買い」というものがあります。
ご祝儀買いにも色々なパターンがありますが、一番メジャーなのはジャニーズから新しくデビューする時にそのグループ以外のファンがデビューシングルを購入する、というものです。
ジャニオタがご祝儀買いをする理由は色々ありますが、昔ファンだったとか、自担が可愛がっている後輩だからとか、単純にめでたいからとか、そんな感じだと思います。
私自身はあまりご祝儀買いをするタイプのオタクではないのですが、この度King & Princeのデビュー曲『シンデレラガール』を購入しました。
ご存知の通り、デビュー5周年を迎えるKing & Princeは今月グループとして大きな区切りを迎えます。
未だに様々な憶測が飛び交う中、出ていく側のファンも残る側のファンも色んな気持ちを抱えていると思います。
特別キンプリのファンというわけではない私は決して当事者ではありません。
でも、応援しているグループからメンバーが脱退する経験をしているジャニオタという大きな括りで言えば完全な部外者でもないのかなと。
と言っても何かするわけでもなくただただ事態を見守っていたんですが。
Twitterで #シンデレラガールをミリオンへ というタグを見て、なぜか私もCDを買おうかなと思ったんですよね。
中丸雄一のシンデレラガールが忘れられない
シンデレラガールといえばジャニオタが大好きなキラキラソング。
KAT-TUNのオタクをしているとなかなか自担グループでは味わえないタイプの楽曲です。
ジャニーズの良さのひとつに、カウントダウンコンサートや夏・冬の大型歌番組のシャッフルメドレーなどで他所のグループの曲を歌う機会があるということがあります。
しかしながら、なかなかKAT-TUNの面々がキラキラソングを歌うチャンスは多くありません。
そんな中で私にとっての伝説が2020年のFNS歌謡祭です。
ジャニーズコラボステージではNEWSとキンプリがコラボする予定でしたがNEWSが出演出来なくなり、その代役を務めたのが中丸くんとSixTONESのジェシーくん・田中樹くんでした。
キミはシンデレラガール My precious one
You're the only flowering heroine
キンプリのファンではなくても、ジャニオタなら何度も聴いてきたこのフレーズ。
この歌い出しを中丸くんの声で聴ける日が来るなんて……!!
中丸くんといえばご存知HBBの猛者。
「It's my beatbox……」と低音を轟かせているイメージが強いかもしれませんが、実は甘い歌声の持ち主でもあります。
歌番組などではあまり披露するチャンスはないですけど。
ちなみに、KAT-TUN上田竜也くんの歌声はシュガーキャンディーチョコレートボイスです。詳しくはこちら。
もちろんKAT-TUNの楽曲で甘い歌声を堪能する機会は多々あります。
ただ、そういうのってカップリングやアルバム曲が多いからなかなか歌番組で目にすることはないんですよね。
生で聴きたい方はぜひコンサートへ!!!
話が逸れましたが、だからこそ突然のシンデレラガールにはめちゃくちゃ驚いたのと共にテンション上がりましたよね。
番組が終わったら速攻HDDの編集をして、歌い出しのところにチャプターつけましたもん。ビデオテープだったら擦り切れるくらい見返しましたよ。
2日前に出演を聞かされて「死ぬ気で覚えた」と言っていた中丸くん。本当にかっこよかったなぁ。
シンデレラガールを歌い踊る中丸雄一はどうにかして後世に残すべきだったんだよ……。
シャッフル系の企画であまりキンプリと絡むこともないのでとても新鮮でした。最高だった。
そんなシンデレラガールからもう2年半ぐらい経つんですが、未だにちょいちょい見返してるんですよね。
中丸くんの甘い歌声を聴かせてくれてありがとう!シンデレラガール万歳!という気持ちを込めて、今更ながらシンデレラガールを購入することにしたわけです。
オタクは無力だからこそ何かせずにはいられないのかもしれない
キンプリから3人が脱退するという衝撃の知らせから半年。
良くも悪くもSNS上ではティアラが度々話題になりました。
キンプリが好きで、だからこそ不安で、そんな思いがあらぬ方向へ行ってしまう。
ちょっとだけ分かる気がする。
だからといって憶測だけで話をしたり、無理やり話をこじつけたり、誰かに敵意を剝き出しにするのは良くないけど。
Twitterのトレンドでいくつも見かけてきたキンプリ関連のハッシュタグ。
5月に入りいよいよその日までのカウントダウンが近づいていく中で見かけたのが #シンデレラガールをミリオンに というタグでした。
シンデレラガールをミリオン達成させたいという動き自体は脱退発表からあったはずだし、そういうタグは何度も見てきたはずなのに、なぜか今回はこのタグに惹かれたんですよね。
オタクはいつだって無力で、できることなんて何もないのかもしれません。
だからこそ、何かひとつでも出来ることがあるならそこに縋りたくなるのかな。
例えそれが無意味だとしても、他人から見たらバカみたいなことだとしても。
"5人にデビュー曲のミリオンを届けたい"
出来ることがあるならやらずにはいられない。オタクの性なんだと思います。
そのいてもたってもいられない気持ちは"当事者"ではないオタクにも伝わっていく。
直接的に応援している対象は違っても、"オタク"だから感じるものがある。
今回私がシンデレラガールを手にしたのもそういう理由なのかなぁって。
キンプリのために何かをしたいなんて大それたことは言えないけれど、ちょっとだけ、行動したかった。
単純に良い曲ですしね、シンデレラガール。
以上、シンデレラガールという文字をTwitterで見かけた結果、中丸くんの甘い歌声を思い出してシンデレラガールをポチった勢いのまま書きなぐったオタクの話でした。
何も面白くなくてすみません!!!
何かの企画でシンデレラガール歌い出し選手権とかやってくれないかな。
そのためにジャニフェスしません???