右手にペンラ 左にうちわ

東京ドームのステージに立つ自担が好き

あの日東京ドームにいなかった私へ ~Sexy Zone 5pecial Performance~






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あの日東京ドームにいなかった私へ


 手のひらをかざそうとすると、その手は自然と『5』を示す。

 Sexy Zoneの歴史はそこから始まった。

 


 初のドームツアーから1ヶ月が経った頃、Sexy Zoneのファンクラブサイトに5人で東京ドームのステージに立ったパフォーマンス映像が公開されました。

 

 ドームツアーに行けなかった私にとって初めて見る東京ドームのステージに立つSexy Zone。(厳密にいうとジャにのちゃんねるでちょっとは見てるけど!オープニングで聡ちゃんが泣いてるのを見た瞬間に号泣したけど!)

 

 最初で最後の5人での東京ドーム。


 見終わってからもずっとあの余韻の中にいる。

 

 無観客での収録なのに、客席に自分が座っていたかのような気持ちになった。

 1ヶ月前の光景を画面越しで見ているのに、その場にいるような気持ちになった。

 

 それはきっと、Sexy Zoneの5人が可能な限りファンに寄り添おうとしてくれたからなんだろう。

 

Sexy Zone 5pecial Performance in 東京ドーム

 


 「Sexy Zoneいくぞー!!!!!」から始まったSexy Zone。横並びに立つ5人。

 ずっとずっとこれが見たかった。

 ストンと胸に落ちてくる感情があって、気が付いた時にはすでに泣いていた。

 

 Wildも地球の裏側じゃMildになるよ とかいう11年経っても謎が解けないパワーワードに持っていかれがちだけど、Sexy Zoneっていい曲だよね。

 

 きっともう破られることはないであろう最年少デビューを飾った彼らにピッタリな曲だった。

 だからこそ、年を重ねるごとに深みが増していく。

 

大人の決めたやり方 それが正解なの?


 何度も何度も事務所に問いかけた。

 3人体制、聡マリの扱い、歌番組ではバックについていたジュニアの方がセクゾじゃね?みたいなことがあったり……応援していて辛くなる時がたくさんあった。

 あの過去を美化することはできないけど、5人がそれぞれの思いを抱えながらあの日々を乗り越えて再びSexy Zoneが5人で動き出して立ったstageがあったから。

 

 きっとSexy ZoneはSexy Zoneの正解を見つけたんだ。

 

どうすれば夢は叶うのかな
信じて明日へ歩き出す

 

 ふまけんの背中合わせ、内側を向いて歩み寄る5人、勝利くんの「Sexy Rose」に繋がるこの流れが大好きで。

 

 久しぶりに見る五角形はやっぱり綺麗だった。


 令和の聡マリによる「ほとんだけど」は永久保存版だね。

 


 RUN、NOT FOUNDと5人でがっつり踊ってMCへ。

 

 5人がそれぞれの胸の内を語ってくれた。

 

 マリウスの挨拶が終わったら最後の曲へいくから、言い残したことある?と言われて「身長何センチ?」と聞いた健人くん。

 この時間を終わらせたくなくて、ボケで止めちゃうところがセクゾらしいなぁ。

 

 そして最後の曲。


 5人で作詞を~って言うからSTAGEかと思ったら、まさかの新曲だった。


 Timeless。

 

 デビューから11年。

 口で言うのは簡単だけど、本当に色々あったから。

 

 デビュー曲では"大人の決めたやり方それが正解なの? 僕らは僕らなり考えてる"と歌っていたSexy Zone。

 色々な経験をしてひとつの大きな決断をくだした彼らが歌う"大人になった今分かった気がした 答えは誰にも分からないことを"には色々なことを考えさせられた。

 

 本ステージに戻っていく時に映された5人の背中はとてもたくましいものだった。

 最後のマリウスのラップを見守る4人。

 
 ごめんやっぱあなたが好きでした

 

 と言われて泣かずにいられるわけがなかった。


 最後の「ウィー アー セクシーゾーン!!!!!」

 目に涙をいっぱい溜めてた勝利くんはセクシーゾーンが言えていなかった。

 

 

 登場したときからずっと何かを嚙みしめたような表情をしていた勝利くん

 目に水分量が多いのか泣いてるように見られがちな勝利くんだけど、このステージに立ってる間、終始その目は潤んでいた。

 最後はいつ零れてもおかしくないくらい目にいっぱい涙を溜めて、ひたすらに前を向いていた。

 カウコン前日のブログを『俺は明日、笑顔で見送るんだ。 絶対泣かないからな。』という言葉で締めくくった勝利くんの思いが分かった気がした。

 最後の声出しの時に5人が手を繋ぐ際、勝利くん側のマリウスの手はマイクを持っているからうまく繋げなくて。勝利くんがぎゅっとマリウスの腕を掴んでいたのがすごく印象的だった。

 セクシーゾーンが言えなかった勝利くん。そのあと映ったときにその口元は『ありがとうございました』と動いていた。

 勝利くんがこだわり続けた5人のSexy Zoneはこれからもずっと大切な宝物だ。

 

 

 グループの最年長である健人くんは最初から最後までずっとお兄ちゃんだった。

 大好きな弟の成長を誇らしく、自慢に思う優しい顔をしていた。

 「小さくて天使だったマリウスが東京ドームのセンターにSexy Zoneとして歌って踊っていることを見れたのがすげぇ嬉しい」

 ファンが思っていることを口にしてくれた。

 東京ドームに5人で立っていることが嬉しくて、でも寂しくて。

 真ん中に立つマリウスを外側から見つめるその目には愛しさがいっぱいだった。ブログであいしてるよ可愛い弟と綴っていた通りの愛に溢れた表情だった。

 いつでも完璧アイドルであり続ける健人くんが、お兄ちゃんとしての寂しさをにじませる顔をしているのがすごく印象に残っている。マリウスに向かって何度も何度も拳を突き出していたり、セクシーの応酬で和ませてくれたり。

 ここまで大変なこともたくさんあっただろうけど、思い描いていた通りのアイドル人生ではなかったかもしれないけど、中島健人という人がSexy Zoneの最年長で良かったと改めて感じるステージだった。

 

 

 反対側からずっとマリウスを見ていたもうひとりのお兄ちゃん、風磨くん

 実生活でも年の離れた弟妹がいる風磨くんのお兄ちゃんぶりは健人くんのとはまた違う優しさがあった。

 ぶっきらぼうで荒っぽくて、だけど風磨くんなりの愛がある人。

 Timelessのイントロが流れたとき、照明がまだ暗いままの中で映された風磨くんが上を見つめていたときの表情がすごく印象的だった。

 あのとき何を思ったのか。きっと、本人に聞いたところではぐらかされるんだろうな。そういうところが風磨くんらしいんだけど。

 「もうちょっと一緒にやってたいなぁ」「せめてもう少しだけ」って言葉にしてくれたこと。

 マリウスの決断を応援したい気持ちに嘘はないのに、5人のSexy Zoneがキラキラしていればいるほど、この時間が幸せであればあるほど、ずっとこのままでいてほしいって思わずにはいられないワガママなオタク心にそっと寄り添ってくれてありがとう。 

 


 シンメトリーの聡ちゃん

 天真爛漫で天使みたいなマリウスがシンメなことに救われたこともあるだろうし、マリウスがシンメだからこそ比べたりして苦しんだこともあるだろう。

 それでも、ずっと聡マリは聡マリのままだった。

 自身も活動休止を経験した聡ちゃんだからこそ、お兄ちゃんたちとは違う苦労を共に経験した聡ちゃんだからこそ、マリウスに対して色々な思いがあるだろう。

 正直、聡ちゃんはもっとグズグズに泣いちゃうんじゃないかと思っていた。

 でも、立派にマリウスの旅立ちを見送るお兄ちゃんの顔をしていた。それでも最後にTimelessのマリウスのラップでとうとう顔がくしゃってなった聡ちゃん。

 静岡とドイツからやってきた少年たちがジャニーズで出会って、Sexy Zoneの中で築いてきたシンメの歴史。

 お互いのことが大好きで大切だと真正面から言い合えるかけがえのない関係性。こんなピュアなシンメはもしかしたらもう見られないかもしれない。

 

 

 そして、マリウス

 最後までキラキラのアイドルだった。健人くんも言ってたけど、約2年のブランクなんて感じさせないパフォーマンスを見せてくれた。

 人を幸せにしたい、と東日本大震災のあとに11歳で日本へやってきたマリウス少年。

 その言葉の通り、たくさんの幸せをくれた。

 立派に成長したマリウスが頼もしくもあり、羽ばたいてしまうことへの寂しさもあったけど、東京ドームの真ん中に立つマリウスが見られてよかった。

 その立ち姿は凛々しくて堂々としているものだったけど、時折寂しそうな顔をしたりちょっと何かをこらえるような顔をしていて。それにちょっとだけホッとしたのも本音。寂しく思ってるのはマリウスも一緒なんだ。

 あんなに小さくて天使だったマリウスはお兄ちゃんたちですら見上げる程に成長した。

 Sexy Zoneを、日本のアイドルという枠を飛び出して、世界中の困った人たちの役にたてるようになろうとしている。

 遠い世界に行ってしまう気がするけど、ずっとずっとマリウスはSexy Zoneのマリウス葉だ。

 Sexy Zoneのファンクラブ会員番号104番は正真正銘マリウスだもんね!(ファンクラブ発足時にボク天使だからという理由で自らこの番号を選んだマリウス、ガチ天使)

 


 マリウスの「I love you. Thank you.」で締めくくられたTimeless。

 

 マリウスを見上げていた聡ちゃんはその頭をわしゃわしゃと撫で、マリウスが寄りかかると勝利くんはその頭をそっとポンポンしていた。

 両端から見守る健人くんと風磨くんはやっぱり優しいお兄ちゃんの顔をしていた。

 

 すぐ泣いちゃうちびーずとステージ上では泣かないふまけん。

 あぁ、Sexy Zoneだなぁって。

 

 だけど、大人になったしょり聡マリはあの頃よりも涙をこらえるようになっていて。そんなちびーずの成長を見守ってきたふまけんはあの頃よりも潤んだ表情を見せるようになった。

 

 11年という月日の中で、5人もグループも確かに成長していた。

 

 

 ずっと応援してきたSexy Zoneの初ドーム公演に行けなかったことはこの先ずっと心残りになるんだと思う。

 でも、だからこそ、私が初めて見た『東京ドームに立つSexy Zone』は『5人』だった。

 

 最初で最後の5人での東京ドーム。

 ファン全員が受け取れるかたちで届けてくれてありがとう。

 


 来月にはライブDVD&Blu-rayが発売されるということで、改めて東京ドームのステージに立ったSexy Zoneの姿や舞台裏が見られると思うとそれも楽しみ。

 改めて映像で見たら「やっぱり行きたかった……」ってなるのは目に見えてるけど(笑)

 

 

 


 あの日東京ドームにいなかった私へ。

 

 Sexy Zoneの大きな夢が叶った瞬間をその場で見届けることはできなかった。仕方ないと自分を納得させたつもりだったけど、やっぱりあの空間にいたかった。

 でも、それを悔やむどころじゃなくなる怒涛の年末がやってきます。泣いて笑って楽しくて寂しくて愛しくて辛くて幸せで、色んな感情でぐちゃぐちゃになる5日間が待っています。覚悟してください(笑)

 

 今もまだ色んな思いが渦巻いているけど、ひとつだけ言えるのはSexy Zoneってめっちゃいいグループだよってこと。

 

 

 -空ニ、カザシタ手のヒラ。-

 

 これからもずっと歌い続けていくデビュー曲。

 その手がかざすのはいつだって『5』なんだ。

 

 

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