2025年2月12日22時3分。スマホに通知があった。
通知の内容はKAT-TUNファンクラブからのメール伝言板。
こんな時間にFCメール。
1週間前に報道が出たときからスマホが震えるたびにビクビクしてきたけど、遂に来たなと感じた。
メールを開けば『ファンクラブ会員の皆さまへご報告』。
我々は何度このお知らせメールを受け取って来たんだろうね。
- 最後まで周年をお祝いできないグループだったKAT-TUN
- 東京ドームで特効使い切って煙と共にステージから消える解散コンサートをやってくれ
- 亀梨くんがKAT-TUNという看板を降ろして事務所を去る日
- 最後までKAT-TUNとして誇りをもって
最後まで周年をお祝いできないグループだったKAT-TUN
2025年3月31日をもってKAT-TUNは解散。
亀梨和也は契約満了で退所。上田竜也・中丸雄一は個人として契約を継続。
「長きに渡りKAT-TUNを応援してくださり本当にありがとうございました」だなんて。
そんなこと過去形で聞きたくなかったよ。
2001年結成、2006年にCDデビュー。来年は結成25周年・デビュー20周年だった。
本人たちのコメントにもあった通り、KAT-TUNは本当に紆余曲折あったグループだ。
そして、周年に縁のないグループだった。
5周年は震災、10周年は脱退からの充電期間、15周年はコロナ禍。
純粋にお祝いできる雰囲気だけではなくて。
だから、今度こそって。20周年こそはって。
メンバーも、ファンも。みんなが思っていたはずだ。
でも、叶わなかったんだなぁ。
アイドルの時間は有限で永遠なんてない。始まりがあれば終わりがある。
中丸くんの件があったこともあり、2024年はグループとしての活動がほとんどなかったKAT-TUN。
元々『個』であることを大切にしていたし、事務所のかたちが変わってからは特にそれぞれの分野で個人活動に力を入れていた。
最後のシングルってなんだっけ、アルバムって何年前だっけ、ツアーはいつだっけ。
遅かれ早かれ、こんな未来が来る予感はあった。
コメントには「グループ活動について1年半以上話し合ってきた」とある。
グループ仕事は何年先も見据えて、逆算して動いているという。
解散という未来があったにしろ、本当だったら20周年は迎えられたんじゃないかって。
盛大にお祝いして、綺麗に幕を降ろすことができたんじゃないかって。
だけど、現実の終わり方はあまりにもあっけなくて。
悲しくて、寂しくて、悔しい。
私が大好きだったKAT-TUNが、敵なし不可能なしだと信じていたKAT-TUNの幕引きが、こんなかたちでいいはずがないのに。
東京ドームで特効使い切って煙と共にステージから消える解散コンサートをやってくれ
ファンクラブサイトの文章には、皆さまとお会いできる機会を作るべく話し合っている、と書いてあった。
残された時間はあと1ヶ月半しかないけど、本当にそんなチャンスがあるのだろうか。
そもそも、もし本当に会える機会があったとして、それがKAT-TUNとしてとか3月までにとは一言も書いてない。
KAT-TUNの3人に会える日はくるのかな。
Twitterで『デビュー前にドームやったんだから解散後ドームやれよ』という投稿が盛り上がっているけど、こうなったらそれくらいのことしてほしいよね。
ファンの欲目だけど、21世紀の瞬間最大風速を叩き出したアイドルはKAT-TUNだったと思ってる。
KAT-TUNには東京ドームが似合うから。
最後もパーーーっと派手にいこうよ。
涙が分からなくなるくらいの噴水をあげて、涙も乾くくらいの炎をだしてよ。
消防法にギリギリひっかからない量の特効をガンガンぶっ放して、煙でKAT-TUN見えない!って文句言わせてよ。
煙が消えてステージが見えたら、3人もいなくなってた。みたいなさ。
伝説に残るような解散ライブを見せてよ。
\ 俺たち6人がーーーーーー /
\ K!A!T!T!U!N!カトゥーン!!!!!! /
もう一度だけ、KAT-TUNのイニシャルを叫ばせてよ。
亀梨くんがKAT-TUNという看板を降ろして事務所を去る日
亀梨和也・赤西仁・田口淳之介・田中聖・上田竜也・中丸雄一。
6人のイニシャルで名付けられたKAT-TUNというグループ名。
先頭のKをあてがわれた宿命なのか、この24年、亀梨くんはとんでもなく重いものを背負い続けてきた。
ずっとずっと戦ってきてくれたって分かってるから。
KAT-TUNのために、ファンのためにって、もがいてきてくれたって分かってるから。
亀チャンネルでは、亀梨くんが人生について自分の考えを話しているシーンがたびたび出てくる。
亀梨和也として亀梨和也をどう向き合っていくか。みたいな。
本当はグループの15周年をアイドル人生ひとつの区切りとして考えていた。とも言っていた。
コロナ禍で思うように動けなくて、色々変わってしまったとも。
23日が来れば39歳。40歳も目前で。
アイドルとしてだけではない、亀梨和也の人生をどう生きるかを考えているんだろう。
亀梨くんの人生は亀梨くんだけのものだから。
『KAT-TUNの亀梨和也』で居続けてほしいなんてファンのワガママ、これ以上押し付けることはできないよ。
それくらい分かってる。分かってるけど。
亀梨担になって20年。気が付けば人生の半分以上をKAT-TUNのオタクとして過ごしてきた。
20年分の気持ちの整理があと1ヶ月半でつくはずがないじゃん。
KAT-TUNの亀梨担じゃなくなるってどんな感じなんだろう。
人生にKAT-TUNがいない生き方なんかもう忘れちゃったよ。
さすがにKAT-TUNを直視するのはしんどいので、Snow Manに逃げてるんですが。
佐久間くんのソロ曲で泣いてしまう。
『君の幸せを願って止まないよ』
あーーーしんどい!!!!!!
最後までKAT-TUNとして誇りをもって
12日夜時点での本人たちのコメントは、ファンクラブサイトに寄せられた3人での連名のものだけ。
すごく事務的だし、顔も見えない。
こういう不安定なときには色々邪推したくもなるけど。
私は、私が好きになったKAT-TUNを信じてる。
ちゃんと3人で姿を見せてくれるって。3人の言葉を伝えてくれるって。
いつかKAT-TUNという船の航海が終わる日が来ることは分かっていた。
だけど、これが本当にKAT-TUNの描いていた未来なのかな。
KAT-TUNをやり切ったって言えるのかな。
解散の本当の理由なんてファンが知ることは出来ないけど。
"信じるキミがついたウソなら そっとココロにしまう"から。
最後までKAT-TUNとして走り抜けてね。
最強にカッコイイKAT-TUNを見せてね。
13日17時。上田くんがブログを更新した。
上田くん自身も急展開で心の整理が全く出来ていないって、いったい何があってこうなっちゃったんだろう。
KAT-TUNを守りきることができなくてごめんなさい、なんて言わないでよ。
たっちゃんがどれだけKAT-TUNのために生きていたかをオタクはみんな知ってるから。
その日が来るまでKAT-TUNとして生きていたいってたっちゃんが言ってくれたから。
私もその日が来るまでハイフンとして強く生きていきたい